目の不自由な人をみかけたら

皆様から寄せられた、疑問にお答えします。視覚障害の程度や、個々の感じ方は様々です。一般的な考え方としてご認識ください。

質問集

Q. 盲導犬使用者を見かけたら?

A. ただ今全国で活躍する現役盲導犬は一千頭程だそうです。街中で盲導犬を見かけると、よく頑張ってるなあ!とか可愛い!とつい気持ちがほころんでしまいます。が、犬の立場からしますと、ただ今仕事中です。声を掛けたり触ったり、ましてや食べ物を与えたりはしないで下さい。
しかしながら、盲導犬利用者さんにお声を掛けることはNGではありません。困っているあるいは迷っている様でしたら、何かお手伝いしましょうか?等のお気遣いはありがたく感じます。必要のない時はその胸をお伝えいたしますので、がっかりしないで下さい。

Q. 街中で白杖(ハクジョウ)を持った人を見かけたら?

A. 基本的にその方が困っていないようでしたら、特に援助は必要ございません。見守っていただくのも助けになります。何か危険な事が起きそうな時には声を掛けてください。
しかし、立ち止まって考え込んでいたり、同じ箇所を行ったり来たりしている時には、「何かお手伝いしましょうか?」と声を掛けてください。そして、歩くのを補助していただく場合は、あなたの肩や肘を私達に持たせてください。私達の肩を後ろから押したり、白杖をあなたがつかんで引っ張ったりしないでください。とても、怖い思いをします。
又、せっかく勇気を出して声を掛けていただいたのに反応がなかったり、断られてもがっかりしないでください。 次に白杖を見かけたときにも、声を掛けていただければ嬉しいです。

Q. 一人で暮らす事は出来るの?

A. はい。一人暮らしをしている視覚障害者は大勢おります。掃除・洗濯、料理等日常生活に関しては、ほぼこなす事ができます。ただ、視覚障害の程度にもよりますが、明かりの点灯や消灯、色や文字の判別、視野(見える範囲)の狭さで不便さを感じる事はあります。しかし、点字や輪ゴム等を利用したりと工夫して過ごしています。
最近では、携帯やスマホを使い容易にコミュニケーションを図れる様になりました。又、パソコンのインターネット(読み上げ機能)を使えば色々な情報も入手できます。しかし、友人・知人との直接的なお付き合いも不可欠。特に非常時等、いざという時は、友人・知人に限らず皆様の手助けが必要です。

Q. どうして一人で外を歩けるの?

A. 目が不自由な分、聴覚や嗅覚を研ぎ澄ませて一人歩きにチャレンジしています。時には、風の流れや、足裏の微妙な感覚(点字ブロック等)を頼りにしながら歩きます。しかしながら、目以外の感覚が特に優れているわけではありません。慌てない事や、一度歩いたルートは忘れないように頭の中の地図に刻み込みます。又、電車やバスの乗り降り、交差点や踏切の横断には持ちうる能力を総動員で臨んでいます。こんな時に、お手伝いしていただけると助かります。又、最近のハイブリッド車は、音が静かな為気がつかず怖い思いをする事があります。

Q. 学校や仕事はどうしてるの?

A. 皆さんと同じく、小学校・中学校・高校・大学と教育を受ける事ができます。一般的には、特別支援学校(盲学校)(高校まで)へ行きますが地域の普通校に通う児童・生徒も増えてきました。大学の入学試験も一部ですが、点字受験が可能になりました。
しかし就職となると、まだまだ選択肢は限られているのが現実です。多くの視覚障害者は、あはぎ師(あん摩・マッサージ、はり、灸)関連の職種に就く事が多いです。最近では、視覚障害者関連の施設(点字図書館や自立支援センター等)への就職や、音楽家になる人等も増えています。

Q. どんなレクリエーションがあるの?楽しい事は?

A. 音楽やスポーツ等障害者同士、また健常者と共に一緒に楽しんでおります。山登り、マラソン、タンデム(二人乗り以上)自転車、スキー等にも挑戦しています。又、皆さんと同じ様にショッピングやコンサートにも出かけます。山の風景や海の広さ、街のざわめきや乗り物の体感など、独特の感性で楽しんでいます。